《MUMEI》 不幸と幸せ翔君は黙々と朝ごはんを食べている。 それを純さんは幸せそうに見ている。 「ごちそうさま〜!」と翔君は食べ終わった。 「翔、お皿をさげなさい。」と純さんは翔君に笑いながら言った。 「は〜い・・・。」と翔君はお皿をさげに言った。 翔君は今日はやけに楽しそうに見えた。 これは、私の錯覚だろうか―? 「パパ〜準備万端!!、幼稚園早く行こっ!」と翔君は嬉しそうに言った。 あ、そうか・・・久しぶりの幼稚園だから翔君は嬉しかったんだ。 「はいはい、じゃ、行こうか。」と純さんは言った直後、 「あ、幼稚園の送り行って来ます。」と純さんは言った。 「分かりました、翔君バイバイ。」と私は手を振りながら言った。 「お姉ちゃん、バイバ〜イ」と翔君も手を振りながら言った。 この夜で純さんはこの世に居なくなる人になるわ。 今のうち楽しむがいいわ・・・。 前へ |次へ |
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