《MUMEI》 バックアップ・プラン*スネオ「…スネオさんはキラじゃなかった……。」 地下室に横たわる3つの死体の狭間で、スネオさんの声のまま、ドラミちゃんは呆然と立ちすくんでいるようだったわ。 私はそんな地下室の様子を携帯電話で窺っていたかったけど――… 作戦が失敗した今となっては、あまり時間は残されていなかったの…。 出来杉「……キラ様…。」 その時、私の背後に佇む出来杉さんが、丁重に話しかけてきた。 透明マントを被っていたから、その表情までは分からなかったけど、私のご機嫌を窺うような口調だったわ…。 出来杉「…作戦が失敗したときのバックアップ・プランだけど………」 頼もしい参謀は、万一のときの策も用意してくれていたの。 前へ |次へ |
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