《MUMEI》 私は冷徹な眼差しで、出来杉さんが佇んでいる空間を見つめる――…。 しずか「何か良いアイデアでもあるのかしら…?」 出来杉「あぁ…。でも、その話をする前に――…」 出来杉さんは語ろうとする口を一旦止めて、意を決するような間を置いたわ。 おそらく話の内容には、私への忠告も含んでいたからでしょう――… 出来杉「これからやるべき事は、ドラミ君を仕留めるための策を一から練り直すことなんだ…。」 しずか「当然よ…。」 出来杉「それにはまず時間が必要なんだけど…。」 しずか「……。」 前へ |次へ |
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