《MUMEI》

出来杉「しずか君、まずキミはボイスチェンジャーを装着して警察に電話してほしいんだ。」



しずか「警察に…?」



出来杉「そう…。のび太の家を爆破した犯人が、スネオ君の家に居ると通報するんだ。」



しずか「ふぅん…。警察を使ってドラミちゃんを足止めする訳ね…。」



出来杉「そうさ…。ドラミ君に野比家爆破テロの容疑をかければ、警察だって拳銃を使うはず…。


…あわよくばドラミ君を射殺してくれるかもしれないだろ…?」



出来杉さんは周到なバックアップ・プランの全貌を得意気に語っていたわ。



でも、いくら忠実な参謀の言うことでも、必要以上に自信満々な言い様は、今の私にとって鼻につくだけの言葉だったの…。

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