《MUMEI》 先輩の頼みオレ、水沢太一(みずさわたいち)。中2で、吹奏楽部、トランペットパート。 今は、先輩たちが引退した後で、オレがなぜかパートリーダーになってしまった。 パートは、オレ以外女子…。上手くまとめれんのか…? -☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆- 今は、パート練習中で来月の頭にある文化祭に向けて練習している。 するとそこに、 「やっほ〜!がんばってる??」 「「みなみ先輩!!」」 こちらは、オレの前のパートリーダーで才色兼備、トランペットもメチャ上手い、青山海波(あおやまみなみ)先輩。 そんでオレの…好きな…人…。 「太一くん、パートリーダー慣れた? 「えっと、まだちょっといろいろ手間取ります。」 「だいじょーぶ!太一くんなら、私よりも、上手くまとめれるよ!文化祭、期待してるから、がんばってね!」 「はいっ!がんばります!」 「ところでさぁ…。ちょっと話があるから、あとで、校門のそばで待っててもらえる?」 「わかりました。」 どーしたんだろ…もしかして…?なんてなあー(笑) −☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー 〜@校門の前〜 「先輩!」 「あっっ!太一くん!ごめんね。呼び出しちゃって。」 「いえ、ぜんぜんだいじょーぶっすよ!」 「あのさぁ…。私、好きなんだよね…。」 「そーなんすか…。ってえぇ!?」 「好きなんだ…。葉一(よういち)先輩のこと…。でも、彼女がいるって聞いて…。」 葉一ってのは、オレの兄貴のことだ…。 兄貴は高校1年で、吹奏楽部に入っていて、トロンボーンを吹いている。 「あ…。えっと、前はいるって聞いてたんですけど、最近は、何も聞かされてないっす…。」 「そっか…。ありがとっ。忙しいのにゴメンね?」 「いえ、大丈夫っす。」 「また、聞けたらでいいから、先輩に聞いといてもらってもいい?」 「はい…。わかりました。」 「じゃあね。文化祭がんばってね?」 「はい。さようなら。」 はあぁぁ…。まさか兄貴のことが好きだったなんてなぁ…。 超ショックだし…。 次へ |
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