《MUMEI》

しずか「でも、それだけじゃヌルいわね…。」



出来杉「え…?」



出来杉さんは、鼻をへし折られたように口籠ったわ。



私に対しての迂濶な反論は、即ち“死”を意味する――…。



出来杉「?………。」



彼は透明マントに隠れたまま、怯えるような気配だけを漂わせていたわ。



そんな出来杉さんを置き去りに、私は彼が描いたバックアップ・プランに“色”を着けてゆく――…。



しずか「ふふっ…。スネオさんのママを殺さないでおいたのが役に立つ時がきたわ…。」



出来杉「?……どういう事だい?」

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