《MUMEI》 舌「陽菜…もっと舐めて?僕が陽菜の恥ずかしいとこ舐めてあげたみたいに……優しく」 陽菜の震える舌が僕の唇に、何度も優しく触れた。 その度に僕の体の中に、ゾクゾクと震えるなにかを感じて、僕は堪らず舌を出した。 陽菜は驚いて、舌を引っ込ませる。 「ダメだよ、陽菜…ちゃんと続けなきゃ」 「わかってる…」 陽菜は、震える声で言った。 「もっと舌出して」 僕は陽菜が伸ばした舌を、吸った。 僕の舌と、陽菜の舌が絡み合う。 僕は今、真鍋が陽菜にした以上のことを、している…。 苦しそうに目を瞑って、体を硬くしてる陽菜が、愛おしくて堪らない。 こんな陽菜を知ってるのは、僕だけなんだ……。 真鍋だってこんな陽菜を、見たことないだろう…。 今、ここでこうしてる陽菜は僕だけのモノなんだ。 そう考えたら僕は欲望を抑えられなくて、限界まで反りたった僕自身を、陽菜の目の前に出した。 「今度はこっちを舐めてよ」 陽菜は何度か、小さく首を振った。 「…いや……」 「許して欲しくないの?舐めないと許してあげないよ?」 「ほ、他のことにして……お願い…」 「…僕もう限界なんだけどな…どうしてもできないの?」 陽菜は何度も大きく頷いた。 これが真鍋だったら、素直に舐めるんだろうか…。 いや、寧ろ喜んで舐めるとか? 僕だから陽菜は、こんなに嫌がるんだろうか…。 陽菜は本当に僕が嫌いなんだろうか……。 そんなの……許さない…絶対に許さない。 もっと厳しくしなきゃ…。 今まで僕が見てきたやつより…もっと…。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |