《MUMEI》 重なる声ガラン・・・ 純さんが帰ってきた。 「おかえりなさい。」と私は純さんに私は言った。 「ただいま。」と純さんは笑いながら言った。 それから何も話さなかった。 私は掃除をしていたし、純さんは読書をしていた。 「「あの・・・。」」純さんと私は同時に言った。 「あ、先どうぞ。」と純さんが私に言った。 「えと・・、あの、何の本読んでるんですか?」と私は言った。 「あ、コレは、俺の好きな作家の本です。面白いですよ。」と純さんは微笑みながら言った。 「そうなんですか、ありがとうございます。あの、純さんは何ですか?」と私は純さんに聞いた。 「もう俺はいいです。」と純さんは言った。 「そうですか・・・。」 また、会話が止まってしまった。 まあ良いけど。 さっさと掃除しよ。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |