《MUMEI》
甘え
「じゃあ痛いのと気持ちいいの、どっちがいいか選んでよ」

「痛いのって……また…叩くの?」

「そうだよ…今度はものさしじゃなくてベルトだからさっきより痛いかもね……」

「……じゃあっ…気持ちいいのって?舐める…だけ?」

陽菜の質問に、笑みがこぼれてしまう。

「舐められて気持ち良かったの?」

「違っ……」

「違くないでしょ?素直に言ってよ、オマ●コ舐められて気持ち良かったです…って」

「あんなの…気持ち悪いだけだもん…」

「プライド高いんだから…そんなに僕に負けるのが嫌なの?まだ眞季なんかって思ってるの?」

「…だって……そうでしょ…」

「まだわかってないんだ…僕がこのまま陽菜のワガママ聞いてると思ってるの?もう今までとは違うよ?」

陽菜は黙ってしまう。

「僕が相手だからって甘えちゃダメだよ…」

「でも…そんな汚いの…舐めらんないよ」

「ふぅん…、そっか…。陽菜はそんなふうに思ってたんだ…僕は陽菜に汚い物なんてないって思ってるのに」

「…だって……汚いとこでしょ!?あたしのだって……」

「オシッコ出すとこだから汚いの?僕は舐めれたよ?陽菜のオシッコだって汚いと思わないよ?」

「…それはアンタがおかしいからでしょ…」

「……陽菜…僕、決めたよ。痛いのにしよ」

陽菜の顔が、凍りついた。

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