《MUMEI》 キラの視線と死神の微笑やがて私は徐に手に持った“黒いノート”を広げたの。 そこには、ある兄妹の名が次のような文章を添えて記されていたのよ。 『剛田武…ドラミを破壊した後に死亡。』 『剛田ジャイ子…“キラ”と呟いた後に死亡。』 私は失敗した策略を噛み潰すように顔を歪めたの…。 そして――… ――… ファサッ … ファサッ …。 頭上から大きな鳥の羽音が聞こえるのを確かめると、パタンとノートを閉じたの――…。 しずか「リューク…」 私は怒りを押し殺したような低い声で、その羽音の主に呼びかけたのよ…。 前へ |次へ |
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