《MUMEI》
小さな過去
まさか淳が私の事好きなんてあ〜あ授業サボっちゃたもう昼か〜
「桜行くぞ」
あ!!
「わかった」
「早くしろ」
「どこで食べるの」
「屋上俺の友達も来るから」
友達?
「いいけど私の知ってる人?」
「知らない人だと思う」
「だと思うって」
『ガチャ』
「淳こっち」
「おぉ正紀」
「正紀?正紀ってあの?」
「もしかして桜?」
気まずい
「知ってるのか?桜の事」
「あぁ。中学一緒だったから」
気まずい

私がまだ中1の入学式
私は友達がいなかった
ずっと1人
でもある日
正紀が私に話しかけてきた
それからいっぱい友達ができた
10月ごろ正紀が私に告白してきた
私は正紀の事は好きだった
それから付き合い始めた
1日1日がとても楽しかった
でもある日正紀のお母さんが家にきてわたしにこう言った
「正紀と別れて下さい。桜ちゃんゴメンネ私再婚することにしたのそれで新しいお父さんの家にすむから引っ越ししないといけないのでも正紀は桜ちゃんと離れるのがいやって聞かないのお願い桜ちゃん正紀と別れて…」
私は頭が真っ白になった正紀と別れるなんて考えたことなかったから
でもおばあさんの顔見たら断れなかった
だから私は正紀をふった
今でも忘れない正紀と別れた時の気持ち

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