《MUMEI》

私はゴルゴンの首をリュークに託すと、ヒソヒソと耳打ちを始める――…。



しずか「いいこと?……よく聞くのよ…。


…これでスネオさんのママを元に戻して頂戴…。


…戻した後、地下室にスネオさんが倒れてると伝えてあげるのよ…。」



リューク「あぁ……わかったよ。


…何を企んでいるのか知らないが、あまり面倒なことは御免だからな……。」



リュークは渋々頷くと、その翼を大きく広げ、空に舞い上がったの。



そしてゴルゴンの首を小脇に抱え、骨川邸の外壁を透り抜けて、家の中に入っていったわ…。

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