《MUMEI》
免許がない!?
たまたま、患者さんの往診に行く事になった。
しかも葉月と。
「葉月先生車の免許持っています?」
葉月はあわてて財布をだした。
「すみません、免許自宅に置いて来てしまいました。あと病院の車てナビあります?オートマチックですよね。」
私の顔が蒼白になっていただろう。
「ナビもオートマチックでもありますが、わかりました。私が運転します。先生は往診鞄はもってきてくださればいいです。」
病院の車の鍵と免許の入っている財布と携帯を持って通用門にいそいだ。
いまどきて免許限定なんですね。自慢じゃないけど限定じゃないし普段マニアル乗っている。
「お待たせいたしました。明日からは車の免許持ってきます。」
軽やかにステアリングを握る。
「葉月先生車の免許持っていたのですね。医師免許のみだと思っていました。」葉月は身を小さくちじめた。
「車だけは取りましたよさすがに」
多分ペーパーだろうね。
「診察はお願いします。無事に終わったら美味しい物でも食べに行きましょう。」
たまには美味しい物を食べて気分転換は必要です。
「頑張ります。」
なんとか無事、往診が終了したので行き付けの蕎麦やに車を走らせる。

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