《MUMEI》
転校生
朝練が終わり、急いで汗を拭き、制服に着替え、教室に向かう。
今日から2学期なので全校生徒が体育館に集まり、始業式が始まる。校長の長い話しを立ちながら皆聞いている。
だか、後ろの方にいる不良たちは座りながら仲間と喋っている。
横にいる先生逹の注意を無視しながら、笑いながら喋っている。
この感じで分かると思いますが、うちの中学校はかなり荒れています。
なので、先生逹も半分諦めていて叱ったり怒鳴ったりという行動はしません。
なので、不良たちは調子に乗る一方で、カツアゲやいじめなどが、あたり前のように目の前で起こっているのが現状だ。
だが何事にも無関心な僕にとっては、どうでもいい事なのだ。
始業式が終わり、教室に戻り、ホームルームが始まった。
担任の先生の横に見たことのない生徒が立っていた。「野口絵美です。東京から来ました。よろしくお願いします。」
ストレートの髪が膝まで伸びていて、まぶしく光っていた。
背は高く、身体は細く、あきらかにスポーツはしてないと僕は思った。だが、クラスの男子は彼女の美しさにビックリしていて、芸能人を見ているかの様だった。彼女は緊張しているのか目が泳いでいた。その彼女が歩きながら僕の方に近づき、隣の席に座った「よろしくね、名前は?」
「芦田、芦田宗助!」
彼女は手を出し僕に握手を求めた。
僕は、握手など求められた事などいままでなかったので、ビックリした。
僕と握手した彼女は、僕の手のマメにビックリしていた。
それを見ていた担任が、柔道部の期待の星だと言って僕の事を紹介した。
「へー強いんだぁ。じゃぁなんかあったら助けてもらおうかな?」
「そんな状況ないよ!」
そう言って僕は寝る体勢に入った。
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