《MUMEI》

………………………………



piriririri!!piriririri!!



………………………………














「ん゙………」



ピッ…



「………ぁぃ?」



『よぉ千葉。おめ寝てただろ。』



「………未來か?」















………………………………



   海南高校左45
    千葉雅也宅



………………………………














『お前今日は良く寝んなぁ。』



「…ほっとけ。」



(お前からそんな話してきてんじゃねぇよ…)



「で?何か用か?」



むくっ…



千葉はベッドから起き上がり壁に寄りかかる。



『おッ、ようやく起きて来た感じ?』



「…おかげさまでな。
つか何?話あんじゃね〜の?」



『お〜そうそう。
あのさ、今H・P見てたんだけど。』



「…H・P?」



(あぁ…1・2年が言ってたやつか。


最近規模広げてるハンドのサイトで、


勝手に俺の名前挙げてる奴がいるとかいう。)



「うん。で?」



『俺らさぁすげ〜のッ!!
何か伝説チックに言われちゃったりしてんだけど!!』



「…はぁ?」



『たぶん今日の聖龍戦がやっぱ良かったんだなぁ。』



「おま…」



(こいつ…何言ってんだ?)

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