《MUMEI》 6「手加減なんて出来ない相手でしょ? ちょっと張り切っちゃっただけ。すぐにかんちゃん達と合流するよ。今、部室にいるみたいだから」 『神無月には二ヶ所も担当してもらったし、九曜は今年がはじめてだったからな。雛、キミももう休んで良いから』 「…そういうワケにもいかないよね?」 雛の言葉に、依琉は言葉を失くした。 「大丈夫! 少し休んだら、部長の所に行くから。もちろん、二人を連れてね」 『すまない…』 「ううん。じゃ、いったん切るね」 雛はそのまま、スイッチを切った。 「ふぅ…」 全身の筋肉が、軋んでいた。 ミシミシ…と。 前へ |次へ |
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