《MUMEI》 7爆発的な力を使える雛。 しかしその反動はもろ肉体に返ってくる。 そのことを知っているのは、部長と依琉、そして神無月も薄々気付いてはいるだろう。 周りはただ、雛がバカ力を使っているように見えるだろうが、実際は反動との戦いだ。 ちょっと使うぐらいならいいのだが、今日みたいに戦闘となると話は別。 「でも頼られちゃねぇ」 今までこの力のせいで、周りからは遠ざかられていた。 けどオカルト研究部に誘われた時は嬉しかった。 「やっと見つけたアタシの居場所…」 例え苦しい反動があっても、失いたくは無いと思った。 雛はやがて、目を閉じて意識を手放した。 前へ |次へ |
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