《MUMEI》
ハロウィンパーティ!
 誰がこんなこと提案したのだろう。
 秋も深まり、秋姉妹がよく現れる10月の終わり。こーりん堂で事は起きた。
こーりんはいつもの様に幻想入りしてきた書物を読んでいた。
読んでたのは滅多に幻想入りしない新聞。その一面にはハロウィンについて書かれていた。
「向こうの方々は面白いことされてますね。」
こーりんは素晴らしいなと思った。
何故なら幻想郷には仮装してパーティーを開く習慣が無いからだった。
 丁度そこに、
「こーりん。来てやったぞ。」
「呼んだ覚えはありませんよ。」
魔理沙がやってきた。
彼女はいつもいきなりやって来る。困ったものだ。
「おっ、新聞じゃないか。借りていいか?」
「別にいいよ。今、読み終わったからね。」
本当は読み終わってないのだが、面倒なので貸すことにする。
返してくれるかは分からないが。

次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫