《MUMEI》
幸せ
〜翔視点〜
俺は、遠足の日に
香奈が優斗のことを好きだと悟った。
普通の奴なら、そう思ったら
絶対告らないだろう・・・
でも俺は、くよくよ悩んだりする自分は
・・・・・嫌いだ。
それに相手が優斗だってこともあって
自分の心をはっきりさせないといけないと思った。
あのままじっとしてたら
今頃、悪くない優斗に
八つ当たりしてしまっていただろう。
まぁ、結果玉砕した訳だけど・・・
でも後悔はしてない!
それに俺の心も
ちゃんとはっきりした。
やっぱり俺は
香奈が好きだ。
香奈が隣に居るだけで
ドキドキするし
他の男と話してたら
面白くない・・・
なにより
香奈の隣にいると
幸せってものを感じる。
言葉で説明するのは
難しいけど・・・
あぁこれが幸せってゆうものなのかな♪
って思う。
心がポカポカするそんな感じだ。
だから俺は
そんな香奈の隣に居るためだったら
1年だって2年だって
30年だって
待つつもりだ。
例え、辛い思いや切ない思いをしたとしても。
離れ離れになったって
おじいちゃんになったって
俺は香奈を好きでいる自信がある。
俺は、俺の力で
香奈を
幸せにしたい。
これが、優斗と話してた時に
言おうとしたことの続きだ。
香奈を幸せに出来るのは
自分だけであって欲しい・・・・・
こんなにも人を好きになれるもんなんだな・・・
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