《MUMEI》 夢見る★20 ――溺れて海底に沈んじゃって、すっかり冷たくなっちゃって……死んじゃうしかなかったあたしを一生懸命に温めて助けてくれた…… あたしのファーストキスを奪った、とても優しくて、とても温かい男の子。 「去年は会えなかったわ。一昨年も会えなかったの。ん〜ん、あの出来事から5年……そんなに会えていないんだもん」 ――今年こそ会いたい、あたしの命を救ってくれた、あたしの大切なあなたに…… 「今年こそ絶対に居てね。あたしが溺れた、この険しい岩場の先にある貝殻の砂浜に……お願いだから、今年こそ絶対に居て!」 ★ 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |