《MUMEI》
熱い気持ち
「陽菜はお仕置きが好きだね…虐められて服従するのって結構気持ちいいでしょ」

陽菜の表情が、どんどん恐怖に満ちていく。

「陽菜のオマ●コ…真鍋が使えないようにしちゃおっか?」

「どういう…こと…?」

「その前に…喉渇いたよね?水と僕のオシッコ…どっちがいい?」

陽菜は黙っている。

「オシッコだとすぐに飲めるんだけど」

「……水にして」

陽菜は僕の目を見ずに、言った。

「そう…わかった。いいよ、そのうちオシッコ飲ませてくださいって言えるようになるから」

僕はズボンを穿いて、リードを引いた。
そのままキッチンに向かって、お皿に水を入れて床に置く。


陽菜は黙って、床に置かれたお皿を見つめている。

「早く飲んだら?」

僕が言うと陽菜は、恨めしそうな目で僕を見てから、ゆっくり四つん這いになって犬みたいに、水を飲んだ。

「陽菜、美味しい?いっぱい飲んでね」

舌を使って一生懸命、水を飲む陽菜の頭を撫でてあげた。
陽菜が水を飲み終えてから、リードを引いて部屋に戻った。

「陽菜、正座して?」

陽菜は素直に、床に正座した。
僕は引き出しから、赤黒い蝋燭を一本取り出して、火を点けた。
途端に陽菜が僕の足に、縋ってきた。

「やだっ!眞季もうやめて!お願い、痛いのはヤダ!!」

「大丈夫、痛いのも気持ち良くなるから…陽菜にはそういう素質があるんだよ」

「無い!そんな素質無いよ!」

「まだ陽菜は自分をわかってないんだよ」

「わかってる!あたしは痛いのも怖いのも嫌い!こういうの大嫌いなの!!」

「大丈夫、僕が本当の陽菜を引き出してあげるから」

「やだっ!」

「じゃあ真鍋に言える?」

陽菜が黙って目を反らすから僕は、蝋燭に溜まった蝋を陽菜の背中に垂らした。

「い…っ、あぁあああッ!!」

陽菜が叫びながら、僕のズボンを更に強く掴んだ。

「せっかく僕の言うことを素直に聞けるようになったのに…どうして真鍋の話になるとそんなに悪い子になっちゃうの?」

陽菜は小さく喘ぎながら、僕の足にしがみ付いている。

「そんなに真鍋が好き?」

聞きながら、再び蝋を垂らす。

「ひぁああぁあッッ!!」

「真鍋の為なら何でもするんだ?痛いのも我慢できちゃうんだ?僕の犬になったフリだってできるんだね…陽菜が僕で真鍋は陽菜みたいだね……」

そう話しながら僕は、陽菜の背中に蝋を垂らし続けた。
陽菜は背中を真っ赤に染めて、喘ぎながらガタガタと震えている。


全裸に首輪だけを着けて、僕の足にしがみ付いて震える陽菜は、僕がいないと生きていけない、完璧な犬なのに…。


どうして…

どうして……

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫