《MUMEI》
桃子同盟
「なんで学校来なかったの?」
びっくりした
こんにちは♪シェリィーでございます
今回はシェリィー視線で行きます
なれないことないので変なこと言ってましたらツッコミしてください
「だからぁ〜なんで来なかったの!?」うるさい桃子ちゃん
「昨日は桃子ちゃんが先に学校行って悲しかったから学校休んだ……」
だって独りは絶対にやだ
そのために
桃子ちゃん買ったのに!!
バカバカ
「ごめん――… わたしシェリィーが悲しいことに気づかなかった」
そこまで考えてくれてるんだ
「ありがと」
あっ今、布団の中に二人が一緒に寝てま
そしてわかり人はわかるけど
夜です
「寝よっ♪」
「うん♪」
そして
二人は眠りについた
……のはずだったが
「寝れない――…」
わたくしだけ寝れない
「スゥー」
早く寝たい
考えたくない……
桃子ちゃんだけなの
信用できるのは――…

「純くん――…」

もう忘れてたと思ってたのに
また思い出すとは
最近面白いことばっかだったから
おも出す暇なかったもん
桃子ちゃんに会うまで
過去にしがみついてたんだもん
こうやって
思い出す暇さえあれば思い出してる
でも忘れる――…
「桃子ちゃん 頑張るから――…」
あなたがわたくしを変えてくださったんですわ




「おはよう♪」
「今日は先に行かなかったんですね」
「悲しまれるのは困るから」
キュ〜ン
そんなかわいい顔でそんなこと言われたら
ガバッ
「かわいい♪大好きぃ〜」
「あっありがとう?」
疑問形になるなよ
とんとん
「誰だろ?どーぞぉ〜」
「失礼します。お嬢様もうお時間ですのでお早く朝食を召し上がってくださいませ」
「えぇ わかったわ♪」
「失礼しました」
んっ?
なんて顔してんの?
「早く行きましょ♪」
「うっ うん」
いつもどーりの朝食
いつもどーりの朝
いつもと変わらない日
けど
今日は違う
あなたと会った記念日
そして
別れを告げられた日
そしてまた会えたらいいなと思うわたくし
一生願っても叶えられない願い


「京香さんおはよう♪」
「げっ シェリィー!!」
「あのですねぇ☆桃子ちゃんの寝顔バッチリとってきたんですよぉ〜」
ケータイを開き例の写真を見せた
「まぢ?赤外線 赤外線!!」
予想どうりの反応ですわ
だからぁ〜
「赤外線してあげますけど♪『桃子同盟』組んでくれませんか?」
「そんなの即答だよ♪」
答えは…?
「もちろんだよ♪」
「じゃあなんかあったらすぐ連絡するので京香さんもよろしくお願いしますね」
「もちろんだよ♪」
そして
あつい友情が結ばれた
その名は

『桃子同盟』

そしてこんな所
いてはいけないある男が近づいてくるのに気づかないわたくしたち

「シェリィー――…」

そして
気づいたわたくしは
ただ立ってただけ
二人の時間が止まった

「純くん――…」

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