《MUMEI》
美しい男女登場!?
「シェリィー――…」
「純くん――…」
何この間はなんなの?
わたしと京ちゃんは固まってしまった
いや
どーしたらいいのかわからないだけだと思う
そこで
『純くん』って言う男の子が喋り始めた
「どーしてシェリィーがいるの?」
「わ わたくしの学校ですからよ」
ちょっと動揺してるのかな?
言葉が震えてる
「そかっ……」
ちょっぴり悲しげな『純くん』
「どーして純くんがいるの?」
( ; ゜Д゜)
すごいでかい声
顔が↑あんな風になってしまった
『純くん』って
よく見たら
カッコいい☆
すごい健全な高校生って感じかな?
わからない人は想像にまかせます
「転校生だ・か・ら・よ♪」
だれっ?
目が飛び出てしまうほどの美しさ
「繭香――…」
「こんにちは♪藤井 繭香です 純とは幼なじみです」
「杉原 シェリィーですわ 純くんにはお世話に昔お世話になりました」
シェリィーお願い
さみしい顔はしないで
こっちまでさみしくなるから
「お邪魔だったかな?」
「ちょっと邪魔だったわ」京ちゃん!?
かっこよく前にでて
もー
美しい繭香さんと並んだら――…
京ちゃんが――…
「やっぱりそうよね♪じゃあね☆純」
「あぁ…」
「純くんどーして転校してきたの?」
「それは……」
「あの人と幸せになってるよとでも言いたかったの?」
シェリィーの目に涙が――…
でもたまってるだけで流れはしない
泣くのを我慢してるのが伝わってくる顔をしている
「なんかしゃべりなさいよ!!」
こんな声初めて聞いた
そう思った瞬間
キーンコーン
カーコーン
「時間だわ……」
わたしの声にみんなが反応する
「二人とも行きましょ――…」
「そうだね」
『純くん』一人をその場所に残してわたしたちは歩き出した


「はいはーい みんな席ついて」
教室に先生が入ってきた
「今日は二人の転校生が来てるわ 入って」
「……」
「こんにちはぁ♪」
この二人か……
「お前らかぁー!!」
京ちゃんが立ち上がり二人を指差した
「シェリィー……」
「シェリィーちゃん!!同じクラスだったんだ♪いろいろ教えてね」
「あらっ 二人とも知り合いなの?」
「そうです…」
「じゃあ二人の学校の案内してあげてね」
「…わかりました」
「先生!!」
「なに?中山さん」
「シェリィー体調悪いみたいだからわたしとキー助が案内してあげるわ」
え…?
わたし!?
「本当だわ…つらそうな顔してるし……中山さん 北川さんよろしくね」
えっ
えっ
えっ
繭香の隣にいるってことだよね
「あっ 自己紹介よろしくね」
「わっかりました♪」
すごいキャラ違ってる?
わたしずっと
清楚で美しい女性かと思った
でも明るい美しい女性と言うことがわかった
「藤井 繭香です」
「清水 純です」
清水 純
清水――…
清水清水清水
どっかで聞いたことがあるよーなぁ
ないよーなぁ
「あぁー!!清水 優哉だぁ」
わたしも京ちゃんみたいに席を立ち清水 純を指を指した
「あぁそれ、弟……」
清水 純は小さく答えた
えぇぇええ
弟だったんだ!?
シェリィーって清水 純の弟が好きなのぉ?
どーなってんのぉ?
さっぱりわからん
でも
シェリィーと清水 純にはなんかあると思うんだけど――…
わたしの勘違いかな?

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