《MUMEI》
誓約書
《奴隷誓約書》

私、今森陽菜は戸村眞季の所有物として、肉体的精神的な自由を奪われ、 生涯奴隷としてお仕えすることを誓います。

御主人様が望んだときはいかなる時間、場所を問わず、 奴隷として喜んでご命令に従うことを誓います。

御主人様に対しては常に最上級の敬語を使用し、 一切の非礼を行わないよう努めます。

日常生活は、全裸に首輪での生活を徹底致します。

御主人様がどのように非情なご命令を下されても異議を唱えず、 無条件に服従することを誓います。

御主人様以外の男性に少しでも気を許し、御主人様を裏切ったとき、又は奴隷としての心得を怠ったときは、如何なる罰でも、甘んじて受け入れます。

奴隷の身分から解放されることを永久に望まない事を誓います。


私、今森陽菜は以上のことと、御主人様である戸村眞季に一生涯仕えていくことを、ここに誓います。


 年 月 日








「ここに日付と陽菜の名前書いて?」

僕はパソコンで作ってあった誓約書の文を、陽菜に朗読させてからサインするように言った。

「……こんなの」

陽菜が震えた声で言った。

「僕の奴隷になることを誓うって言ったでしょ?」

「……でも…」

「書けないなら書けるように手伝ってあげようか?」

僕が言うと陽菜は唇を噛んで、のろのろと自分の名前と日付を入れていった。

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