《MUMEI》
笑顔に反する行動
視界の端で、眞季が何か準備をしているのが見えた。

「じゃあ、まずは10からね…今から10回お尻叩くから、ちゃんと数えるんだよ?」

眞季が何かを手に持っているのは、わかった。


眞季は本当に、私を叩くの!?

なにで叩こうとしてるの!?


私の心は見えない恐怖に、支配されていく。

「いやッ!!いやぁ!!やめなさいよッ!!!そんなことしたら…」

言い終える前にバチーンッという音がして、太ももが熱くなり、私は悲鳴をあげた。

「このくらいの強さで叩くからね?」

私の顔を覗き込んだ眞季が、笑顔で言った。


なんの躊躇いもなく、そんな行動をしたのに、昔と変わらない笑顔で言う眞季は、あまりにも不気味で、私は言葉を発することができなかった。
眞季はそんな私のスカートを捲り上げ、パンツを一気に下ろした。

「いやぁあぁ!!」

抵抗しようとする私の腰を掴むと、眞季は私のその部分に顔を近付けてきた。


眞季の吐息が掛かる。
恥ずかしさと気持ち悪さから逃げ出したいのに、私は首を振ることくらいしかできず、悔しくて涙が出そうだった。

「陽菜はこんなとこもいい匂い がするね…こんなとこまで綺麗だなんて信じられないよ、それに陽菜のココ、殆ど毛が生えてなくて赤ちゃんみたいで可愛い…」

「やめてぇえぇ!!!」

眞季の言葉から自分の全てが、監察されているのがわかって、恥ずかしさが一気に増し、私は叫んだ。

「舐めてあげたいけど、お仕置きが先だからね…いい?ちゃんと数えるんだよ?」

眞季は私の下半身を撫でてから言うと、立ち上がった。
そして次の瞬間、空を切る音がしたかと思うと、お尻に激痛が走った。

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