《MUMEI》
マジ宣言
私たちを見ていたやつが犯人だ――…

私は保健室から出て、家に向かい出す
誰も迎えてくれる人はいない
「ただいま……」
なんて寂しいんだろう
私はベットに向かった ちゃんと犯人を思い出すために……
『♪〜♪〜♪〜』
あっ
お母さんの携帯から着信が――…
伝えなきゃだよね?
お母さんは死んだ
って……
「もしもし……」
『恵子 昨日から報告がないぞ!!』
男の声――…
て言うか声でかすぎ…
「…誰ですか?」
「お前から言え!!」
ムカッ
「小夜ですっ!!」
『……お前が小夜か…恵子は死んだんだな?』
なんでわかんの?
て言うか
名前名乗れっての!!
「あんた誰?」
『俺は七島だ…』
七島――…
知らねぇ〜!!
「どんな人?あんた…」
『…自衛隊だけど?』
自衛隊ってスゴくない?
怖くない?
バンバン撃つんでしょ?
でもなんでそんな人がお母さんを知ってんの?
『会って話がしたい…』
ん!?
なんであんたと
『恵子の話がしたい…』
む!?
お母さんの話……
き 聞きたい!!
「わかりました…」


私は約束をした場所へと歩き出していた
そしていろんなことを考えていた
学校休んでしまった――…
どーでもいっか
お母さんが行けって言ったから行ったんだし
お母さんの笑顔を見るためだったし
あっ
テストで100点とったときに喜んでもらうため
「……ついた」
いつの間にか約束の場所についていた

『あの研究所に午後3時にこい』

って言ってたけど
遅くない!?
どーでもいいことで怒っていたら……
「……来いっ」
「にゃふっ!!……誰だ?おい!!」
捕まれた腕が痛い……
こいつ誰だよ!!
でも私にはもしもの時は違う自分になったらいいもん
急に止まった
ここは前、お母さんと話をした場所――…
「…小夜…母親の話聞きたくないのか?」
えっ――…
「……」
―――思考停止―――
……お前かよ!!
「なんであんたが……」
あれ?
でもなんで……わたし
「……でもなんで七島さんだってわかったの?」
また
わからない記憶があるの?
「まだ思い出せてないのか――…」
「私は……もう少しで思い出しそうなの……」
もう少し……か
ホントにもう少しなのかな?
「……ウソの事実がある…」
ウソの事実――…
怖いイメージしかわかない!!
「それは恵子が見つけたんじゃなくて理事長が見つけたみたいだ……それにお前たちは赤ちゃんじゃなかった…」
は!?
そんなことなの?
「どっちでも良くない?」「いや……あるやつに100年の眠りにつかされた……ともわかっている」
100年も私は眠ってたの?
「……待って!!お母さんの話をする約束じゃない!!」
「……口実だ」
さっ
最低!!
「どうしても会いたかったから…」
そんなこと言われたって――…
私は……!!
「人を食らうものを殺す手伝いをしてもらいたい…」
あっ
お母さんがいつも言ってたもんね……
でもお母さんが死んで人を食らうものと戦ってなかった
じゃー
最近でなかったのは
七島が殺してたっこと?
ん〜
お母さん――…
戦うことをお母さんは願ってるよね?
「良いわ…」
「……」
「ちゃんと宣言する もうこの想いは揺るがない!!人を守る!!」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫