《MUMEI》
混乱
眞季が私の体を起き上がらせて、ベッドに座らせた。

「ひぁッ!」

お尻が腫れているせいかベッドの上に座っただけなのに、私はその痛さに驚いて、情けない声を上げてしまった。
眞季は私の反応を見て口の端に薄い笑みを浮かべてから、膝を掴んで足を開き、その部分に舌を這わせた。

「いやッ!!いやぁあぁッ!!!やめてぇ えぇッッ!!!!」

「恥ずかしがらないで……大丈夫だよ、陽菜に汚いモノなんてないんだから…奥まで舐めて綺麗にしてあげるね」

眞季は暴れる私にそう言って、私の敏感な突起を吸った。

気持ち悪いのに…

こんなのも眞季も嫌な筈なのに、私の体は電機が走ったみたいに、ビクビクと痙攣した。

「気持ちいいの?声出してもいいんだよ」

気持ち良いわけない。
自分の体の異変は、わかってたけど認めたくなくて、私は首を横に振った。

「僕たちの間に隠し事なんかあっちゃいけないのに…ホント陽菜は強情だね…いいよ、出せるようにしてあげるから」

「んっ…く…!」

何が起きたかわからない。
わからないけど、さっきより強い電流が私の体を駆け巡り、私はとうとう声を上げながら痙攣した。

「…ぁ…ぁあ…ひぁあぁあぁぁぁッッ!!!」

自分の意思と正反対の反応をする体に、戸惑った。
私の体なのに、どうして……


おかしくなりそうな頭を、必死で正常に戻そうとしていると、私の携帯が鳴った。

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