《MUMEI》
犯人の正体
「……ん…」
また
倒れたんだ……
「おっはよう♪」
奥さま!?
奥さまが急に入ってきた
「あらっ もう起きてたの?今から起こそうかなって思ったのにぃ〜…」
ザァ―
ザァ―
「……雨が降ってるんですか?」
久しぶりの雨かな?
ボンヤリ外を眺めていたら
「……ご飯いる?」
ご飯か――…
お腹ちょっとすいてるかな?
「もちろんです♪」
「じゃー下降りよっか♪」
いつもなら持ってきてくれるのに――…
なんでかな?
動けってこと?
まぁ いっか
「あ〜い 先行ってて」
奥さまには先にいってもらった
それにしても
この家は広い
それに私の部屋は二階の一番端っこ
だからちょっと長い廊下を歩いたら階段ある
ビュー
風?
窓が開いてるんだ
窓とは私の部屋を開けたそばにある窓
ゴロゴロ
「キャーー!!」
雷……?
それに停電か
それにしてもなんで私は冷静なのかな?
怖くないから?
そんなことを考えていたら自然に私の目は窓にいっていた
パリーン
窓が割れた?
「……」
ゴロゴロ
顔を見ようと思ったがちょうど雷がなり見えなかった
あ――…
この人――…
どこかで見たことある
最近?
いいや……
もっと昔――…

「小夜姉様行きましょ♪」
「…うん」
「…行かせませんよ…」
「なんで文男がいるんですの?」
「…どこかに行くなら100年の眠りついてもらう…」
ゴロゴロ

そう
文男の後ろの窓に雷の光で私は眠ってしまったんだ
じゃー
犯人はこいつ……?
「……お前は文男か?」
こいつがもし文男なら殺さなくてはいけない
「…そうだ…」
「今回は未来は来ないんだ…」
「…お前を殺す準備は始まっている…」
ニィ
笑う文男
「弱いままでいいのか?」
「私は絶対に強くなり、皆を守る!!」
にらむ私に比べさっきから笑ってる文男
「…未来は楽しみにしているみたいだよ♪強くなっていることを……」
クソッ
どーやったら強くなる!?
「それだけ…バイバーイ」
「…待て!!」
また
割ってきた窓から出てった
「…うっ…うっ」
自然に涙が出てきた
私は今のままじゃ皆を守れないと思ったから


こんなふうにしたのは……
犯人は文男だった
でも疑問がいっぱいある
例えば
どうして人間なのに今も生きている?
どうしてどこも変わってない?
謎が多すぎる

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