《MUMEI》 ミッション・2私たちが、次の個室に向かって走り出したときだった。 『パン パァーーーーン』 「じゅ、銃声!?」 何者かが私たちに発砲している。 「滝野さん!こんな仕掛けがあったんですか?」 兄貴が落ち着いた様子でたずねた。(仕掛けかもしれない)そんなことを私も考えたが・・・ 「何言ってんだよ!滝野さんの様子みりゃ仕掛けかどうかなんてわかるだろ!」 滝野さんは真っ青な顔をして小刻みに震えている。 つまりこんな危ない仕掛けがあるわけないのだ! 「イッツ・ショータイム!私たちを怒らせると手に負えなくなるぜ!」 「ああ、羽の言う通りだ!」 滝野さんは腰が抜けて動けない。 いらい通り滝野さんを私たちは守らなくてはならない。 私たちは戦闘体勢に移った。 前へ |次へ |
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