《MUMEI》 ミッション・3私たちは戦闘体勢をとると、滝野さんの周りの気配を感じ取った。 (いったい銃なんて物騒な物、何処で手に入れたんだよ?) 私は小声でつぶやいた。 (銃刀法違反・・・だな) 兄貴も思った事を小声でつぶやいた。 「そこか!」 しばらくの沈黙のあと、人の気配を感じ取った。 『カチッ カチッ』 なんとラッキーな事に相手の銃弾がきれたらしい。 「おっと!ここはオレにやらせてよ!」 「じゃあ頼んだぜ兄貴!」 私は滝野さんの防壁としての役を果たす事にした。 兄貴は襲い掛かって来た相手の攻撃をひらひらとよけた。 「おそい!」 兄貴はそう言うと、 『ドッ』 「うっ!」 相手の腹を殴った。 前へ |次へ |
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