貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い《MUMEI》File.4 薄井の酒豪ぶりと部長さん
くさい。
前田はお酒が大の苦手だった。
目の前の黒髪で、なにげ美人な警察官は…実はかなりの酒好きらしい。
「あの〜薄井刑事?仕事は…?」
薄井はそう言われると前田を見ながら笑った。
「ないわよ〜!ここは公安4課よ?仕事なんかあるわけないでしょ?」
「え?なっなんでですか?」
「あんたなんも知らないでここに来たんだ〜!ここは通称・お荷物4課…ここに飛ばされる刑事はみんな問題起こしたりしてる問題児ばっかりよ〜!」
「なっ…なんで僕はここなんだ…」
「私もよ!こんな美人をこんな端っこの部署に…信じられない!」
(僕はあんたが飲んでる酒の量がしんじらんねぇよ)
「前田君なんか言った?」
「いえ!言ってないです!ところで部長さんは?」
「あら?いない?その内帰ってくると思うけど…」
僕は荷物を机に置くと椅子に座り部長さんを待つ事にした。
薄井さんと一緒に。
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