《MUMEI》
Sな彼女
露になったその部分に舌を這わせ、もう既に小さいとは言えない大きさになった赤い肉芽を吸いながら、舌で転がした。

「ひっ…ん……っ!!」

陽菜は僕の言葉を忠実に守っているのか、唇を噛んで刺激に耐えている。



けど僕の頭の中で、陽菜は僕を虐めた。








──……



「美味しい?」

陽菜が言った。

「ずっとこうしたかったんでしょ?」

そうだよ…

「こんなの押し付けられて興奮するなんて…やっぱ変態だね」

陽菜が僕の口に、秘部を強く押し付けた。

「でも眞季は、あたしのじゃなきゃ興奮できないんだもんね?ずっとあたしのココ、想像してたの?」

してたよ…ずっと想像してた…

「舐めるだけじゃなくて、もっと気持ち良くして…」

陽菜に言われた僕は、花芯に刺激を与えながら、小さな穴に指を侵入させた。

「いやああぁああっ!!やめ…っ、やめてぇえええっ!!!」








──…



現実の陽菜が叫び、僕の横に倒れ込んだ。
陽菜は体を痙攣させ、息を荒げている。

「陽菜…それじゃダメだよ…ほら、起き上がって僕のオチ●チン挿れて」

陽菜が涙目で、僕を見た。

「できない?」

僕が聞くと、陽菜はゆっくり起き上がって、僕はズボンを下ろした。
そして僕の上に跨がった陽菜は、僕自身をそっと掴んで、自分のそこに宛がった。

『早く挿れて欲しい?』

脳内の陽菜が言った。

「早く挿れて」

僕が言うと現実の陽菜は、ゆっくり腰を落としていった。

「ん…っ、ぅ……」

まだ半分も入ってないのに、苦しそうに喘いだ陽菜の腰が、止まる。

「どうしたの?ちゃんと挿れないと」

入口のところで止まったままの陽菜の腰を掴んで、深部まで入るように手伝ってあげた。

「きゃああぁああっ!!」

僕の先が陽菜の奥に触れた途端、陽菜が悲鳴をあげて倒れ込んだ。

「どうしたの?挿れただけでイッちゃった?」

陽菜は倒れ込んだまま「ひっ…ひっ…」と、小さく喘いでいる。

「そんなんじゃ今までの陽菜じゃないよ、もっと僕を見下してくれないと…ちゃんと起き上がって動いてごらん?」

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