《MUMEI》 ポッキーゲーム 〜博〜別に誰と食べようか考えていなかった霊夢は、特に考えもなく、いつもと同じように神社でぼーっとしていた。 しかし、11分目前ともなるとやはり後悔の念があるのか、 「どーせ私は……。」 独りぼっちですよ。と言おうとした。 しかし、その言葉は一人のただの魔法使いに阻まれる。 「霊夢ー。ポッキーゲームしようぜー。」 正面上空。 そこには魔理沙が居た。 片手で乗っている箒を支え、もう片方の手にはポッキーが一本握られている。 霊夢はその誘いに首肯で答えた。 実際は声を出せない程、嬉しかった訳だが。 霊夢は魔理沙の居る上空へ飛んだ。 彼女の目からは一筋の涙がこぼれ落ちていた。 前へ |次へ |
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