《MUMEI》
バかな人を食らうものの言葉ー前編ー
「…人間の血を飲んだあと寝たんだ……」

起きてご飯の手伝いをしなきゃ

「……んっしょ……!?」

おっ 奥さまぁ!?

奥さまは私のベットのすみに横たわって寝ていた

「……ん〜 !!ごめん私……ご飯の準備する!!」

私の声で目覚めてしまった奥さまは二階から一階へと下りていった

「……」

私はず〜〜〜っとボーしていた

バンッ

急に部屋のドアが開く音

「小夜!!行くぞ!!」

久しぶりの七島――…
今までどこにいたのだろう?

私は七島の指示に従い、剣を持つ


「…これが人を食らうもの?」

私の目の前に出てきたのは小さな子供だった

「そうだ……周りを見てみろ!!人間の血や腕が転がっているのが見えないのか?」

無線で七島と連絡をする

確かに子供の周りには人間だったものがちらばっている

食べたのか――…

「…私は子供だからって油断したいんだから!!」

指を差し私は子供に宣言した

「僕を殺せるのかな?」

「どーいう意味だ!!」

こんな子供にあんなことを言われてカッとなってしまい大きな声を出してしまった

「…そのままの意味だよ♪」

クソッ

お前なんて知らない!!

目を閉じ、違う自分になる

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫