《MUMEI》
敵はだれ?
近くに敵がいる――…

そう

人を食らうものはいって死んだ

「おはよう♪」

「あらっ?今日は早いのね」

にっこりと私に微笑んでくれる奥さま

「奥さま……?」

私は疑問を持った

なぜかというと手をけがしていたから

「あぁ このけが?ちょっと転けちゃって骨折したゃった…」

ふ〜ん

「ねぇ小夜ちゃん……お母さんって言ってくれない?」

ニャッ!!

私がお母さんって呼んでも良いのか?

呼んでもいいのか悩んでいた

うじうじすんなっ!!

「お母さん……?」

キャー

呼んでしまった!!

「…早く行きなさい!!」

えっ……

「なーちゃんが来てくれって!!」

なーちゃん……?

「なーちゃん=七島ね♪」

だから……

七島が人を食らうものが出たから来てくれってこと?

じゃー私は行かなくてはならないってこと?

「…う〜ん……行ってきます!!」

でもどこに行かなきゃいけないのかわからん!!

玄関で靴をはきながら考えていた

ガチャ

はぁいーや

いこ……

「…えっ…?」

なっなんで七島が……

ドアを開けたら七島がいた

「家の中に行ったけどすごい悩んでいたから……」

「……」

ハッΣ(´□`;)

私は悩んでいた!!

お母さんと呼ぶか呼ばないかをすごい悩んでました

「……ごめん…」

「そう思うなら人を食らうものを殺せ…」

私を見つめながら言う

真剣な目で……

「わかってる……」


ビュ…

私は何も考えずに……

いや、誰が敵なのかを考えていた

今日は雑魚だな――…

でもうまく剣を振れない

腹――…

グッ

剣を握る音

ドロドロ

血が流れている音

そして赤くなる目

グサッ

ビチャッ

あ……

私の頬に人を食らうものの血がついた

それを手でぬぐう

手のひらを見て悲しみを感じる

グラッ

まためまいが……

もうダメ…か…も…

バタンッ

「早く帰らなきゃね♪…」

またあなた――…

この声どこかで聞いたことある

「小夜姉様どーすんの?」

未来――…?

「聖子ぉ〜 小夜姉様家に届けたら帰ってきなさいよぉ〜」

聖子――…?

あなたは私を助けてくれたの?

あなたは……

味方なの?

敵なの?

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