《MUMEI》
俺の決心
放課後が近づくにつれ

ドキドキしてきた。


深呼吸をして

心を落ち着かせようとする・・・

よしっ!

授業中にも関わらず

気合いを入れる。

それから放課後までは

あっという間だった。

遠足の写真の会計をするために

江上の所に行く。

でも江上は、目を合わせてくれない。

会計を始め、

人がだんだん教室から出て行き

2人きりになって

俺は口を開いた・・・

「江上。大切な話があるから聞いてくれないか?」

「嫌・・・。何も話したくない。」っと首を横に振る江上。

今にも泣きそうだ。

よっぽど昨日のことには触れられたくないようだ。

でも俺も引けない。

「じゃあ、聞いてくれるだけでいいから・・・。」っと必死に頼む俺。

江上は、ちらっとこっちを見て

「聞くだけなら・・・。」っと言った。

俺は、少し微笑み話し始めた。

「俺な、遠足の前の日に

江上の話聞いてから

決心したことがあるんだ。」

江上は、俺から目を背けることなく

俺の話を聞いてくれている。

そして俺は、少し安心して話を続ける。

「その決心っていうのは

江上が何かで

傷ついたり悩んだりしているなら

俺は、俺に出来ることで

江上の力になりたい。


江上のこと







守りたいんだ。

他の誰でもなく

俺が江上を守りたいんだ。

江上にしたら迷惑かもしれない。

でも、これは


譲れない。

だから、江上が傷ついたり

悩んだりしているなら

1人で抱え込まないで

俺を頼って欲しい。

話を聞かせて欲しい。」

そう言うと江上は

俯いてしまった。

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