《MUMEI》
突然の電話
「う〜ん…やはり私はバカなのか?」

私は机に向かっています

そう!

私は勉強をしています

学校に行ってないので七島が私のために参考書を買ってきてくれたんだけど――…

入らないよ!!(怒)

て言うかなんで私が勉強なんてしなきゃいけないの?

でもでも

七島のことだし、なにか考えがあるのかも!!

ちょっと考えてみよう!!

………

わかりません――…

プルプル

プルプル

「…電話…?」

『電話出れるようにしとけよ!!』

私は手を叩きひらめいたようにこう言った

「七島か!!」

ダダダダダ

私はすごいスピードで二階へと行った

「はぁ…もしも!?」

ちょっと疲れたのか息が荒れていた

『…小夜?』

女の声……?

ハッΣ(´□`;)

もしかして七島もう女を見つけたのか!?

手出すの早いなぁ〜

でも待てよ……

私の名前呼ばなかった?

まぁいっか♪

「…どちら様ですか?」

『聖子よ……一人で夜に山のてっぺんに来なさい……あなたを殺すわ』

ガチャ

電話は切れ、私はそこに座り込んだ

聖子――…

私は聖子を殺さなくてはならない…

1人か……

心細いなぁ……

聖子は強いのかなぁ?

今度は負けちゃうじゃないの?

そんな不安が押し寄せてくる

そんなこと考えちゃいけない!!

お母さんと約束したじゃない!!人を守るって!!

あっ……

お母さん…敵だったんだ――…

敵でもお母さんだったもん!!約束は守らなくちゃいけないと思う……

あっ……

太陽が沈んで行く

もう夜か――…


「行こう――…」

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