《MUMEI》 デートdeハプニング☆No、32人ならんでずっと夕日が沈むのをみていた。 なんだか急に悲しくなってくる。 鼻のおくがツンときた。 2人黙りこくった時間が過ぎていく。 あと少しで夕日が沈むというころ、私の中から佑伸くんに対する愛しさがあふれてきた。 「佑伸くん、大好き…。」 「俺も。」 佑伸くんは、私をぎゅっとしてくれた。 それはとてもやさしくて、あたたかくて…。 言葉なんか交わさなくても佑伸くんの気持ちが伝わる…。 大好き… こんな愛しさ、初めてだった。 全部、佑伸くんのおかげだ。 佑伸くんに出会えてよかった。 2人は抱き合ったまま見つめあう。 そして、夕日が沈むと同時に、2人の唇は重なった。 誰もいない静かな海で、2人の愛はより硬くなった。 前へ |次へ |
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