《MUMEI》
メールアドレス
『ガラッ』
「おはよう春川さん」
「お、おはよう」
「今日一緒に昼でも」
「ゴメ…」
「桜は俺と正紀たちと食べるからゴメンネェ〜」
「中野なんだよただの幼なじみのくせに」
「あぁただの幼なじみで今桜は俺の家に居候中」
「えぇ〜」
「嘘ですよね春川さん」
「いやぁ〜本当なんだぁ〜」
「そうですか…」
「ゴメンネ?」
「あの〜せめてメールアドレスを」
「ゴメン淳が呼んでるからまたね」
「は、はい」

『キーンコーン』
「淳今日弁当持って来た?」
「今日は持って来てない」
「よかったぁ〜今日は私が作ってきたの」
「本当か」
「うん。早く屋上に行こう」

『キィィィ』
「あれ!?正紀たちまだ来てないのかな?」
「みたいだな」
「ゴメン遅れた」
「早く食べよ」
「あぁ」
「さーくーら」
「瑠璃!!」
「久しぶり」
「久しぶり」
「早く食べようぜ」
「うんはい淳」
「サンキュ」
「あれ!?正紀また弁当ないの?」
「うん」
「はい」
「え!?桜のは?」
「きっとないだろうと思って作っといた」
「サンキュ…」
「桜〜?私のは?」
「あぁ〜ゴメン瑠璃のない!!」
「えぇ〜」
「明日作ってくるから正紀の分と桜の分淳はどうする?」
「じゃ〜俺も」
「あ!?そうだ正紀作らなくてもよくなったら教えてメールで」
「わかったメアド変わってる?」
「変わってないよ正紀は?」
「俺も変わってない!」
「…」
「正紀桜のメアド知ってるのか?」
「あぁ」
「なんで!?」
「ちゅ中学の時に教えてたから」
「なら俺にも」
「ゴメン無理」
「え!?桜?」

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