《MUMEI》 地獄へやがて、閻魔様たちの子分が出てきて、私に手錠を付け、地獄に連れて行かれた。 「お前は此処に住むんだ。」子分がそう言って、私の手錠と壁を固定して出て行った。 外は真っ暗。 部屋には蝋燭しか無い。 寒くて死にそう。 もう終わりだ、こんな場所では生きられない。 ご飯は週に1回しかないし、ずっと手錠が付いたまま…。 もう自由では無いんだ。 もう笑うことは無いんだ。 もう人の笑顔を見ることも出来ないんだ。 悲しい…。 でも、仕方が無い。 これが私の反省なんだ。 そういえば、あの2人は元気かな…? 会いたいな。 私はその場で倒れ、息が出来なくなった。 終わった。 霊界で死んだら、もう生き返りは無い。 もう、私は本当の本当に死んだんだ。 「ご…めんな…さい。」私は最後にそう言って、息を引き取った。 前へ |
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