《MUMEI》
大嫌いなアイツ
鳥のさえずり

眩しい太陽

爽やかな風!!


なんて清々しい朝なんだろ

私、町田 桜は

今日も元気です!!


実は、今日は高校の入学式

期待に胸を膨らませて
家をでた。




学校に着くと

「おっはよ〜桜!」

「あ、おはよ雛ちゃん」

小学生の時からの大親友の雛ちゃんがいた。

「うちらクラス一緒だったよ〜」

雛ちゃんは先にクラス発表を見に行ったらしく

教えてくれた。

「やった〜、またよろしくね」

私達は、笑顔で教室に向かうのであった。


「とりあえず、適当にすわってよ」

「そうだね〜」

教室に着いた私達は、とりあえず近くにある席に座って

おしゃべりしていた。


するといきなり・・・

バシ!!!!!!

誰かに頭を叩かれた!

「痛〜」

涙目で振り返るとそこには・・・

「え・・・・?」

「よう!」


私が大嫌いな男・・・

「高沢 駿!!」

中学校から一緒だった
高沢 駿。

3年間いじめられ続け・・大嫌いになった。

「おまえな〜、黒板に出席番号順に座れってかいてあんだろ」

そう言われて黒板を見ると確かに書いてあった。

「あ・・・」

「ったく、これだから脳みそ少ない奴は」


あ〜!!!!

やっぱりムカつく!!

「だからって、叩かなくてもいいじゃん!」

「なんだと〜?」

「なによ〜!」


私と高沢 駿が言い合ってると、雛ちゃんがクスクスと笑い始めた。


「あんた達本当、仲いいね〜」

「ちょ!やめてよ!こんな奴だいっ嫌いなんだから!」

「また、フラレちゃったね駿」

「な!」

「もう、いいからあっちいこ雛ちゃん!」


もう、最悪!!

何で同じ学校なのよ!

しかも同じクラスなんて・・・・・



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