《MUMEI》

「どうだった?」



「いや。流石に覚えてないって。」



「そりゃそうだよなぁ…」



(まぁ…秀皇大学としても聖龍戦はそれなりに実りのある試合だったんだろうけど、


所詮は高校生。


公式戦で当たることのないチームのデータをいちいち覚えてはいないか…)



「お待たせぇ。」



落胆するクロたちに風呂をあがり終えた美紀たちが合流する。



「どうかしたんですか?」



「ん?ん〜ん。何でもない。」



「?」



「さ、帰ろうか。」















………………………………



途中コンビニで軽く買い物を済ませ、


5人は再びクロの家へと向かう。


………………………………















「ふぅっ…」



「たぁいまぁ…」



「色々買ってきたけど、軽く飲む?」



「ん、軽くね。」



「じゃ小太郎の部屋に」



「や、悪いんだけど客間でもいいかな?」



「え?あたしは別にいいけど…」



「あたしも気にしないですよ。」



2階の客間には現在美紀と理紗が寝泊まりしていた。


クロの部屋には男3人が。


特に部屋が汚れているというわけでもなかったが、


クロは自室での飲み食いを拒んだ。

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