《MUMEI》

私は目を疑った。

でも名前も一緒だし顔も似ていた。

・・・今井 穂香は私が殺したはずなのにっ!

「じゃあ席はあそこね」

桜川先生が指を指したところは私の後ろの席だった。

穂香がこっちに近づいてくる。

穂香は私の横を通り過ぎて私の後ろの席に座った。

私は安心してはぁっとため息をついた。

すると穂香が「ねぇあなた名前なんて言うの?
           これからよろしくね」

と笑顔で話しかけてきたので私はちょっとビクッた。

「あ、私は南野 可琳。こ、これからよろしく」

私は苦笑いをした。

「可琳って言うんだっ可愛い名前だねっ」

こ、このこ私のこと覚えてないのかな・・・?

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