《MUMEI》

「じゃあ授業始めるわよ〜」

はぁ良かったと私は密かに思った。

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴った。

みんなが穂香の周りにぞろぞろと集まってきた。

みんなは私を睨みながらこしょこしょ話をしている。

はぁやっぱり私のことだな・・・

って駄目じゃん!そんなこと穂香に言ったら

ばれるかもっ!

「ねぇあの可琳って仔昔・・・」

私は慌ててみんなの声を遮った。

「ね、ねぇ学校の中案内するよっ!」

私は焦りながら穂香に言った。

「あ、ありがとう みんなごめんねその話、後でいいかな?」

穂香はみんなに謝って私の後について来た。

私は誰もいないところに穂香を連れ出して

「ねぇ穂香ちゃん私のこと覚えてないの?」

と聞いてみた・・・

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫