《MUMEI》 「じゃあ授業始めるわよ〜」 はぁ良かったと私は密かに思った。 キーンコーンカーンコーン チャイムが鳴った。 みんなが穂香の周りにぞろぞろと集まってきた。 みんなは私を睨みながらこしょこしょ話をしている。 はぁやっぱり私のことだな・・・ って駄目じゃん!そんなこと穂香に言ったら ばれるかもっ! 「ねぇあの可琳って仔昔・・・」 私は慌ててみんなの声を遮った。 「ね、ねぇ学校の中案内するよっ!」 私は焦りながら穂香に言った。 「あ、ありがとう みんなごめんねその話、後でいいかな?」 穂香はみんなに謝って私の後について来た。 私は誰もいないところに穂香を連れ出して 「ねぇ穂香ちゃん私のこと覚えてないの?」 と聞いてみた・・・ 前へ |次へ |
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