《MUMEI》

「知ってたの?」
「知ってるも何も・・・。」
「ふふ。」
「・・・。」
「なに?」
「いえ。」
「それにしても、あなたはどんな生活をしているの?」
「えっ、」
「傷だらけじゃない。」
「やんちゃなんです。」
「そう?」
「ええ。」
「ふう。まあ、いいわ。」
「はい。」
「さてと、それじゃあ、またいつか会いましょう。」
「はい。」
月羽は去っていった。
「月羽 光・・・か。」
惟は小さく呟いた。

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