《MUMEI》
調理実習・2
「そんじゃ始めましょう」

「ちょっと待て、人数は多い方がはかどる」

「そうね、じゃあつばさが霊よんでよ」

「待ってました、俺の出番・・・『この世に残る魂よ、我に集え』」

『ゴーーーーーー』

「来たっ」

「『我に従え』料理の手伝いをしろ」

すると、霊たちは食材を切ったり、スポンジの生地を作りだした。

「スポンジの生地は完成よ、秋よろしく」

「ハイハーイ、『炎よ目前の物を焼け』」

『ボッ』

「綺麗なキツネ色に焼き上げてね」

炎が生地を包んで甘いスポンジの香りが漂って来る。

「スポンジ完成」

「秋、お疲れさま」

「さて、後は私にまかせてね」

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