《MUMEI》
おいつけないよ…
友美からあのメールがきて、3日がたつ。

あれから友美とは連絡をとってない。


怖かった。

だんだん変わってゆく友美を想像するのが。


私、最低だ。

友達のことをそんな風に考えるなんて。


友美はいつだって、どんなときだって友美だ。


私の…かけがえのない友達………親友だ。



友美はどうだろう?

急に気になる。


私は家に急いで帰った。

携帯を見ると友美からの着信があった。

どうしたんだろう?

友美に電話をかける。


が、電話にでない。


私は友美のいる病院へ向かった。



20分ほどでついた。

いつもより5分ほど早くついたのでラッキーだな。

そんな気持ちも一瞬にしてきえた。


友美の病室の前でたくさんの人が泣いている。


嫌な予感がした。


たくさんの人のあいだをすり抜け、友美のもとへやっとのことでたどり着いた。



友美はベッドで寝ていた。

いつもどおりの友美だ。


なぁんだ。

大丈夫そうじゃん。


なのに不意に涙がこぼれてくる。

友美は大丈夫なのに。


頭ではわかってる。
友美がどうなったかぐらい。

気持ちが追いつかない。

うそ…でしょ。


友美のお母さんが私のところにきた。

「今までありがとう。友美もきっと幸せだったわ。」

言葉がでなかった。


気持ちがおいつかないよ…。

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