《MUMEI》

「おっおりちゃん!?何でここにいるの?!」

突然の声とともに絡み付いてきた細い腕。

『あのねー織忘れモノしたから戻ってきたの。』

「忘れ物?」

『うん!それはねー・・かなちゃん!』

「え?先に帰ってていいって・・『ダメー。一緒に帰るの!新しいお花が咲いたからかなちゃんみ見せたいの。帰ろう?』

「あー・・・うん。・・・じゃあ、また明日。カイン」

『あぁ。庶民とわが妻よ。また明日会おう。』

「な、なにがわが妻だ・・・」

『ホントー。織はかなちゃんの奥さんなのにねー。・・・頭んなかカスなんじゃないかな。多分。や、絶対。』

「・・・・織ちゃん・・。最近織ちゃんがブラックに見えるよ・・」

『え?なーにぃー?』

「なんにもない!さ、行こうか!」

『うん!』

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