《MUMEI》 戻ろう(二回目)「松本はまだか〜?」 その頃のクラスでは…… 松本の取り巻きは俺と舞で全員気絶させた。みんなが口をあけだらんとしている。クラスメートは見るしかできなかった。 ガラッ 「よーやく来たか……松本」 何かを決心したような表情の松本。 「なんだ〜?俺とやんの?」 「違う…………。一つ言う事があるだけだ」 「いってみろよ!」 「…………やる…」 「あぁ?聞こえませーん」 「死んでやるっつーの!てめぇの要求のんでやるよ!」 雅也はびっくりした。舞も動揺を隠せない。理由はただ一つ。 松本なら死んでやるとか言わないと思ってた。 死に方は決まってるのだろうか… 「刺せ」 「な…!」 「お前がナイフ持ってんのバレバレなんだよ……。心臓を貫くだけじゃん。簡単じゃん。早く殺せ!!!」 松本の声が響く。 雅也はナイフをポケットから出した。 「死ぬ覚悟はあんの?」 「ある」 「なら………!」 雅也が松本めがけて突っ込んで行く。松本は真剣な目で雅也をみていた 前へ |次へ |
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