《MUMEI》
いつまでも
次の日、友美との最期の時がきた。

みんな泣いている。


友美はいつものすました顔で寝ていた。

夢のようだ。

いまだに信じられない。


あの友美が…。

こんなにいつもどおりの顔でも、もう友美のあたたかさはなかった。


ツメタイ。


心の奥まで凍る冷たさだ。




友美が灰になってゆく。

今までの友美との思い出が溢れてきた。


ありがとう。

そして


さようなら。



いつまでも、いつまでも親友だよ。


いつまでも。

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